初心者にもわかる過払い
過去にたまたま運がよかったことがわかる程度の情報でしかないのです。
しかも、グラフの下には、小さな文字で「運用実績は過去のものであり、将来の運用成果を保証するものではありません」と書かれています。
都合のいい結果が出たときにだけ、それをアピールするという手法は、かなり多くの人が仕事や日常生活の上で使っているものであり、使い古されたトリックでしかありません。
そっくり考えてみてください。
学校教育について論じるときに、「数学なんて生活に役立たない」と主張する人もいますが、それは大きなまちがいであり、たとえば金融商品を選ぶ際には、基本的な数学の知識が意外に役に立つのです。
少なくとも、金融機関側は数学的思考ができる客とできない客を区別したいと思っているはずです。
数学的思考ができない客には、この手のトリックをどんどん使って各種の金融商品を売りつけることが容易になるからです。
価格差別の応用と考えれば、こういったグラフを誇示する広告は、金融機関にとって、自動的に客を選別する効果をもつという意味で、じつは大変に優れた広告です。
上側に「重点テーマ」として「情報通信・生命科学・中国関連・自然環境」の4つが挙げられています。
将来性がありそうなテーマだと思った読者がいるかもしれませんが、冷静に考えると、何年も前から注目されているテーマばかりであり、あまり目新しい感じがしません。
もし本気で購入を検討しているのであれば、下側の「お申込みメモ」をすべて読むべきです。
「お買付手数料」とあるのは販売手数料のことで、「3.15%以内で販売会社が独自に手数料の安い投資信託今度は図釘の広告をみてください。
2つの株式投資信託が同時に宣伝されています。
名称の最初に「国内」とあるのは、日本国内の金融市場で運用するからです。
国内金融市場を大きく分類すると、株式市場、債券市場、短期金融市場(銀行などが主に1年以内の資金を貸し借りする市場)、預金・貸出市場の4つに分けられます。
設定した率」とありますが、少額の資金しかない客は3.15%の販売手数料を取られる可能性が高いと思われます。
信託報酬の年1.68%、信託財産留保額の0.4%もふくめて、かなり手数料が割高な株式投資信託です。
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